最後に、ちょっと真面目にCEOが語る!
おかみさんに頂いた「5百円札が重い」というあのくだりはすごく考えさせられます。
もちろん今とは物価が違うので、現在の500円の価値よりはずっと大きいと思いますが、現代の僕らは「なんだ、あんなに働いてこれっぽっちか、時給いくらかな?、コスパいい?」なんて考えてしまうのではないでしょうか?
当時はまだまだ、貧しくて、お金をもらって働くこと、まして自分のお店を持つ(=起業する)なんてことは、夢のまた、夢だった時代であり、だから、自分のお店を持つために、愚痴も言わずに一生懸命に働いたのかもしれません。
そして、78歳になった今も渡辺氏はチャーハンの具材に拘って、今のチャーハンはどうか?味は変わってないか?とこだわるあたり、引退してゆっくりするなんて考えたこともなく、町中華のこの仕事が面白くて仕方ないだなって感じてしまいます。
僕はアキパスを引っさげて起業して、批判されたりと苦しいことが多いですが、基本的にITの仕事が好きです。でも、僕はこんなに純度が高い仕事をやっているかなってしみじみ考えさせれます。
『生駒軒神田和泉町店』は「銀座吉兆」や「銀座久兵衛」のような超有名店ではないですが、料理を通じてお客さんと対話し「味」を追求し、今日も地元の人々や秋葉原で働く人たちの胃袋を満たしている渡辺氏の仕事にエールを送りたい!
「大将!チャーハン、大盛りね」
「あいよ!」
今日もそこに、中華鍋を振る渡辺氏がある。
お客様に喜んで頂けるように一生懸命に作っておりますので、
ご来店をお待ちしております。
参考資料
「生駒会三十年の歩み」平成元年十月二十五日発行
生駒軒 神田和泉町店
東京都千代田区神田和泉町1-2-30
営業時間11:00~15:00
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